新生銀行のレイクでの借り入れでは消費者金融会社が関係している?

新生銀行のカードローンであるレイクは、もともとは新生銀行ではなく、別の消費者金融会社が運営していたものでした。そこに至るまでの経緯は複雑なため、簡単に説明すると、まず2008年に「レイク」を運営していた消費者金融会社が新生銀行の子会社となり、その会社は2009年に「新生フィナンシャル株式会社」と社名が変わりました。さらに2011年に「レイク」のブランド名や、消費者金融事業に関する店舗などの営業資産が新生銀行に譲渡され、「レイク」は新生銀行のカードローン部門となって現在に至ります。

ところで、「レイク」に関する商品内容を良く見てみると、新生フィナンシャル株式会社が保証を行うことにより、保証人や担保を不要としていることが書かれています。新生フィナンシャル株式会社はもともと他の消費者金融会社であったのが、新生銀行の子会社となった会社であり、業務等の一部を新生銀行に譲渡したものの、会社自体は今も存在し、活動を続けています。そういう意味では、新生銀行のカードローンである「レイク」には、消費者金融会社が関係していることになります。ではどのような面で、消費者金融会社が「レイク」に関わっているのでしょうか。

新生銀行だけではなく、どの銀行でも個人向けカードローンにおいては、消費者金融会社の協力のもとで事業を行っています。これは銀行に無担保ローンに関するノウハウがないことによるもので、具体的には、消費者金融会社はカードローンの申し込みをしてきた人に対する保証業務、つまり、審査や延滞時の入金の催促などの業務を行っており、「レイク」の場合もこれにあてはまります。

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